エンジンオイル

4サイクル用エンジンオイルに関する考え方の基本はたったひとつ。

人間の血液と同しで質と量(量は血圧に相当すると考える)に注意することに尽きる。

そのうち、あえてどちらが重要かというと量の問題だ。汚れていない良質のオイルは確かに必要だが、どんなに高価なオイルでも、量が不足していれば潤滑できず、瞬く間にエンジンが壊れてしまう。逆に汚れていても規定量さえあれば、即時にエンジンが壊れず、なんとか走ることはできる。

これはあくまでも最悪の事態をさしていっているわけだが、ともあれオイル量は最優先してチェックする。もちろん冷間時測定か基本だ。

話は前後するがオイルは、①潤滑機能、②冷却機能、③密封作用、④清浄分散作用、⑤防錆作用というたくさんの役割を担っている。

オイル不足は5つの仕事そのものを消化できないというわけだ。

特に(Iドな走り方をした後は要注意。また、走行距離が伸びているバイクや整備不良車はオイル消費が激しい場合がある。4サイクルレーサーレプリカバイクのような超高回転型エンジンはなおのことだ。

次に粘度の問題だが、考え方としてはメーカー指定純正オイルで十分。

信頼性とコストパフォーマンスに優れているからだ。

オイルにはそれぞれ粘度があり、夏など高温時期は固め、寒い季節は柔らかめのオイルを使う。

固いか柔らかいかは、オイル缶の表示を見ればわかる。

たとえば10W-30と20W-40の比較ではW(ウインターの意味)の前の数字の低い方が冬向きで柔らかい。

Wの前の数字は低温時の柔らかさ。

Wの次にくる数字は100度の高温時の対応値で30より40の方が高温対応型となる。同し10Wでも10W130より10W140の方がオイルの守備範囲は広いともいえる。

ちなみに5W150というワイドレンジ 型(通常ヽ化学合成オイ恋もあるひ守備範囲の大小にかかわらずWがつくタイプはマルチ グレードオイルといい、一般的に使われているオイルWがなく、60とか70という数字だ。

次はオイルの質について。一般的に知られているのはAPI(米国石油協会)による表記だがSAから始まり、現在ではSF、SG、SHといったグレードが流通し、SF紕以上であれば問題はまったくない。このほかにACEA(全欧自動車製造協会)のG5や、ミルスペック(米軍軍用機)適合品が高級オイルとして市販されている。

低価格か高価格か、という問題もあるが、基本は大別して鉱物岫が安めで化学合成オイルが高め。

一般に高級オイルと袮されるものの多くは化学合成オイルだ。

粘度安定性、酸化安定性ヽ墓発性などに優れているものが多いがヽ価格が高いので躊躇してしまう。

しかし、動力性能だけでなくメカノイズや排気ガス測定、燃費で鉱物オイルよりもいい実験データがそろい、運転がより意のままにできるようになった事実も私自身が実際に行動してしたことである。安いオイルを早めに交換するというのも方法てはあるが、乗り味の違いが人によっては感しとれるのも事実。ともあれ、ここでは結論を避けたい。

また、他のオイルを混入した場合にも、基本的に大きな問題はない。

しかし、最初にオイルが持っていた性能をキャンセルさせる場合が多いのは事実。つまり、お互いの性能が相殺しあうわけだ。

いずれにしても純正オイルは無難であることと、オイル比較実験もバイクに乗る楽しさのひとつではないか、と思う。イル添加剤は基本としてオイル比較以上に趣味性が強い。

添加剤が入っているオイルとの相性が悪い場合もある。投下した費用回収レベルまでいくかは確認したことはない。

オイル交換は早めがベストだが、最低でも2回に一度はオイルエレメントと同時に交換したい。

オイル交換前にフラノソングオイルで洗浄する方法は一般的に内部パーツの保護のためにすすめられない。フラノソング(洗浄)は一番安いオイルでやるのが安全確実だ。

2サイクル車の分離給油用オイルもやはりメーカー純正がベストだ。

純正の中でも価格的には(イグレードタイプが白煙が少ないように思う。

できれば1銘柄で連続使用した方が無難てはあるが、ツーリング先のGSで他銘柄のものを入れても差し支えはない。

サイクル車ではこの他にミッションオイルがある。

4サイクル車ほどに干く交換する必要はないが、汚れ具合はたまにチェックしたい。

特にエンデューロなどレース使用後は確実にやること。

このほかにシャフト駆動のデフーオイルやフロントのサスペンションオイルなどは、新車購入後の規定走行後ないし不安を感じた時にチェックあるいは交換だ。

中古車を買った直後もオイル系チェ。クは早めに正確にやっておきたい。

オイル交換した月日と走行距離は整備ノートなどに記録しておくと次の交換時期がわかりやすい。

なお、距離を走っていなくても、ずっと乗らず古くなったエンジンオイルは機能しないし、エンジンには良くないことを認識しておきたい。

なお、ディスクブレーキ用のブレーキオイルは、純正を使うのが基本。

量と汚れ具合をときどきチェック。

交換に際してはDOT規格の4番を入れる。高温対応のDOT5は酸化しやすいので一般に使用しない。

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